ちょっと粋なファイルの関連付け
A:(延さん)
まあ基本的にはそういうことです。関連付けを極めた究極のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)と呼んでほしいですね。その数もさることながら、「ネットスケープ4.0で開く(4)」なんて日本語が使われてて分かり安い上、アクセスキーも括弧つきでついてて、とにかくメニューらしくてカッコいいでしょ。
Q:(貴子)
どうやってメニューを日本語にするの?
A:(延さん)
一応openアクション、printアクション、exploreアクション、及びfindアクションの4つだけは、自動的にそれぞれ「開く(O)」「印刷(P)」「エクスプローラ(E)」「検索(E)...」という日本語メニューになるようになっているようだね。それ以外はアクション名がそのままメニューに出てきちゃうから、アクション名を日本語で書いてしまえばいいんだ。ただし前にも言ったようにアクセスキーは、前に&(アンパサンド)を付けるのを忘れないように。
ファイルタイプ編集のダイアログにもこんな感じで表示されるよ。
ただこうしただけでは、ちょっと気になることがあるんだ。レジストリを見てほしいのだけど、
アクションに書いたものがそのままキーになってるでしょ。レジストリの全体を見てもらうとわかるけど、「キー」には日本語とか、カッコとか、あまり英数字と一部の特殊文字以外は使われていないんだ。全く使われていないわけではないので、別に使ってはいけないということではないのだけど、決してエレガントではないと僕は思ってるんだ。
Q:(貴子)
確かに日本語が入っているのはちょっと汚いわね。
A:(延さん)
だろ。で、参考に僕のhtmlの場合のレジストリを見てみて。
アクションのキーは英数字だけになってるでしょ。
Q:(貴子)
本当だ。じゃ、どうして日本語のメニューが表示されるの?
A:(延さん)
後でキーだけ名前を変えちゃうのさ。PhotoShopでやってみよう。レジストリエディタで、目的のキーを選択してメニュー「編集(E)」の「名前の変更(R)」で変えられるよ。
ここでキー名を変えたにもかかわらず、名前「標準」のデータが「PhotoShopで開く(&P)」のままなのがみそなのさ。要はアクションキーの名前「標準」にデータがあったら、それがメニューの「文字列」として使われる。もし無いならアクションキー名がそのまま使われるということ。だから順序として逆でもいい。つまりアクション作成の時は英数字だけでつくっておき、後で名前「標準」のデータをメニューに表示させたい文字列に変えるという手順。
いずれにしても、こうしてキー名はレジストリキーらしく英数字だけ、メニューにはメニューらしく日本語やアクセスキーがカッコ付きでつくという訳さ。メニューをみてみて。
Q:(憲さん)
なるほど、実に粋なテクニックですね。どの雑誌でも見たことがありませんよ。
A:(延さん)
何事もエレガントにきめないとね。作業的にはどうってことないので、是非みなさんもやってみてください。